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#054_Sheep アメイジング・ユニバース・オブ・A24
2012年の創業から13年でアカデミー賞21冠、企業価値35億ドルへと成長したA24。作家主義への徹底したコミットメントと革新的なマーケティングで「A24映画」という新ジャンルを創出し、劇場で観る人の60%以上が「A24だから」と選ぶブランドロイヤリティを確立した。しかし、投資マネーを得て企業価値35億ドルの「アートハウス・ユニコーン」となった今、A24は深いジレンマに直面している。芸術的誠実さと、スタートアップ的な成長論理、すなわち作家主義と資本主義の間で、インディペンデント映画の救世主はオルタナティブであり続けられるのだろうか。
#053_Sheep パワー・オブ・ノスタルジア
古書店街、神保町が「世界で最もクールな街」に選ばれた2025年。AIやデジタル全盛の時代に、なぜアナログが再評価されるのか?実は今、レコードやフィルム写真、カセットテープなど、あらゆる「アナログ」が世界的にリバイバルしている。特に興味深いのは、デジタルネイティブのZ世代こそが、この現象の中心にいることだ。彼らは自分たちが体験したことのない「過去」に憧れる「歴史的ノスタルジア」を抱き、テクノロジー疲れから逃れる手段としてアナログ体験を求めている。一見後ろ向きに見える「ノスタルジア」が、実は未来へ向かうエネルギーとして機能している現代。その知られざる心理メカニズムに迫る。
#052_Sheep 高価で曖昧なロンジェビティの世界
年間600万円のジムのパーソナル・プログラムから21万円のアンチエイジングクリームまで、いま世界中で「ロンジェビティ(longevity)」を謳ったサービスが急拡大している。かつて中年男性の飲み会といえば病気自慢が定番だったが、今や健康法やサプリメントの自慢合戦に様変わり。背景にあるのは、従来の「モノを所有する」富の象徴から「自分の身体と時間をコントロールする」新しいステータスへの価値観の転換だ。テクノロジーで老化に挑むハイテク派と、昔ながらの生活習慣を重視するローテク派に分かれながらも、その定義の曖昧さゆえに様々なプレイヤーが参入し「第二のウェルネス」として機能するロンジェビティ市場の実態に迫る。
#049_Sheep パフォーマティブな男たち
この夏注目を集める「Performative Male(パフォーマティブ・メイル)」は、従来のマッチョな男性像から距離をとり、柔らかさや進歩的な価値観をアピールする新たな男性像。カフェで女性作家の本を読む姿やサステナブルな持ち物など、戦略的に選ばれたスタイルは、決して内面から湧き出るものではなく、SNS上で魅力的に見せるためのパフォーマンスだ。ジェンダー平等意識の高まりや自己演出が重要視されるSNSカルチャーの拡大の中で登場し、自己認識や脆弱性までをも「女性に好かれるためのツール」として利用するPerformative Maleの正体を解き明かす。







